在宅介護を考えてみる②【藤和建工】
2022/11/07
いざ自宅で介護を体験
やっぱり普通の家は住みずらそう
こんにちは、三条市で新築・リフォームを手掛けています藤和建工(とうわけんこう)齋藤です。
先日、父親がショートで自宅に帰ってくることがありました。
その時の体験をもとに在宅介護をするときの問題点を書きだします。
1)廊下は広いほうがいいが、、、
私の自宅は築43年のいわゆるよくある
玄関正面にストリップ階段
広い廊下と縁側
2間続きの和室
奥に水回り
という、ザ、昭和(笑)な作りの家です。
11月になって急に寒くなってきたので
廊下のトイレ前にストーブを付けて廊下を温めていたのですが、、、
まあ、あったまりません(+_+)
廊下が広いのは車いすを操作するのにはありがたいのですが、
全体に大きくつながっている廊下は暖房効率最悪です。
また、暖かい空気は上に上がるので、
2階の廊下が温まるばかりで肝心の温めたい廊下が全然温まりません。
今回の父親の病気もヒートショックが原因だと思われます。
ヒートショックとは、暖かい所から寒い所、寒い所から暖かい所へ行った時の気温の変化によって血圧が上下しさまざまな病気が起こる事を言います。
父親は2月の寒い深夜に、雪がどのくらい積もったかを見にパジャマのまま外に出ました。(この時点で行動がおかしいのですが、、、)
そして、玄関に帰ってきたときに意識がなくなり、必死に呼吸をしている轟音(いびきのような声)で家族が気づきました。
特に冬は、急に暖かいお風呂に入る、夜中に寒いトイレに行くなどヒートショックの危険がいっぱいです。
自宅は水回りと子供部屋は改装時に断熱材を入れたのですが、他の部屋は断熱材が入っていない寒い家です。
本気で在宅介護を考えたとき、一番大事なのは広さよりも断熱材などの工事、
また、階段、廊下などを扉で仕切るなどの工夫が必要だと感じました。
次回につづきます。