在宅介護を考えてみる【藤和建工】
2022/11/01
いつか来る介護のために家のことを考える
父親が病に倒れて
こんにちは、三条市で新築・リフォームを手掛けています藤和建工(とうわけんこう)齋藤です。
今年の2月に同居中の父親が夜中に倒れているのを母親が発見しました。
病名は『くも膜下出血』。。。
回復3割、後遺症3割、死亡3割という事を医師から告げられ、即手術となりました。
おかげさまで、命は助かり、左半身にマヒは残ったものの現在もリハビリ施設で頑張っています。
先日、父親がショートで家に帰る機会がありました。
そのときに感じたことをもとに在宅介護に適した家がどんなものか考えてみました。
1)アプローチ、、、の前に車選び
車いす生活となった場合、車からの乗り降りから考えてみました。
まずは、車から変えていかないと。。。(-_-;)
まず、載せるとしたらスライドドアのついた車種がいい!
ドアの開閉に場所をとらないし、ボタンで開閉できます。
次に、車の座席の高さに注意が必要!
車いすの乗り降りは腰の移動がスムーズなのがベストです。
なるべく座席と車いすの高さが誤差のないほうが乗り降りしやすいです。
外にスライドする専用車、専用座席もあります。
車の乗り降りが頻繁な方はこういった機能がついてる車だと便利ですね。
また、車いすを持ち運ぶことも考えると荷室のおおきな車種がいい。
2)アプローチ~玄関
何げなく歩いている玄関アプローチですが、いざ介護が必要となるとどう上り下りするか考えてみました。
スロープを付ける場合、安全な幅や勾配が取れなければなりません。
安全にスロープを使うには、安全な勾配の確保が必要です。
一人でスロープを使う、介助者が押して使うときによって
安全勾配は変わりますが、
介助者が押して進む場合、目安として1/6以下が望ましいです。
我が家でいうと、玄関先で30センチの段差があるので必要な長さは180センチ以上(*_*)
さらに、玄関から廊下まで30センチあるので
玄関の奥行も180センチ以上ないと安全なスロープが確保できません。
スロープの幅も110センチ以上はほしいところです。
こうなると、玄関や玄関先にかなりの空間が必要になってきますね(ーー゛)
冬場は凍結の心配もあります。
もし、スロープを付けるなら屋根また壁に囲われていると安心ですね。
階段の上り降りも踏むところ、踏み面が広くあると安全です。
外部手すりもあると安心です。
玄関の入口はドアよりも引き戸がいいですね。
玄関先は風除室になっていると鍵の開閉や外出準備にも安心です。
介護の観点から家を考えるとゆったりとした優しい家づくりができそうです。
書きたいことがたくさんあるので続きは次号にしま
す。